腕のトレーニングに欠かせない代表的な種目の1つが「ダンベルカール」ですが、もう1つ「ハンマーカール」という似たようなトレーニングもあります。
どちらも腕を鍛えるトレーニングとして人気がありますが、それぞれの効果や使われる筋肉が異なります。
ダンベルカールとハンマーカールの違いがわかりすいように、以下の表にまとめました。
違い | ダンベルカール | ハンマーカール |
---|---|---|
グリップ | アンダーハンドグリップ | ニュートラルグリップ |
ターゲット筋肉 | 上腕二頭筋の形や力こぶ | 上腕筋や前腕の筋肉 |
効果 | 見た目の筋肉 | 実用的な筋力 |
本文では、ダンベルカールとハンマーカールの違いを深堀りし、それぞれの効果やメリット、デメリット、どっちがいいかについて、紹介していきます。
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ダンベルカールとハンマーカールの違い
ダンベルカールとハンマーカールには、主に3つの違いがあります。
- グリップ
- ターゲットとなる筋肉
- 効果
グリップ
ダンベルカールではアンダーハンドグリップ(手のひらを上に向けてダンベルを握る)を使用し、ハンマーカールではニュートラルグリップ(手のひらを内側に向けて握る)を使用します。
このグリップの違いが、鍛えられる筋肉に大きく影響を与えます。
ターゲットとなる筋肉
ダンベルカールは、主に上腕二頭筋の形や力こぶを強調するトレーニングです。
一方、ハンマーカールは、上腕二頭筋だけでなく、上腕筋や前腕の筋肉をバランスよく鍛えることができます。
効果
ダンベルカールは腕の「見た目の筋肉」にフォーカスしており、特に力こぶを作るためのトレーニングとして人気があります。
一方、ハンマーカールは力こぶだけでなく、握力や前腕の筋力を高めることができるため、実用的な筋力の向上にも繋がります。
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ダンベルカールの特徴とメリット
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ダンベルカールの基本的な動作と効果について確認します。
ダンベルカールの基本動作
ダンベルカール(Dumbbell Curl)は、上腕二頭筋をメインターゲットとしたアームカールの一種です。
動作はシンプルで、ダンベルを両手に持ち、肘を固定した状態で腕を曲げ伸ばしすることで、上腕二頭筋(いわゆる力こぶの部分)に負荷をかけます。
手のひらを上に向けた状態(アンダーハンドグリップ)でダンベルを握るのが特徴で、手首を回外(外側に向ける)して肘関節を屈曲させる動きになります。
ダンベルカールは、腕を太くすることに焦点を当てたトレーニングであり、特に力こぶを強調したいときに効果的です。
ダンベルカールで鍛えられる筋肉
ダンベルカールでは、主に以下の筋肉が鍛えられます。
- 上腕二頭筋:肘の屈曲時に主に働く筋肉で、ダンベルカールで最も強く刺激されます。
この筋肉は、力を入れる際に最も目立つ部分で、腕の太さや形に影響を与える筋肉です。 - 前腕屈筋群:ダンベルを握って持ち上げる際、前腕の屈筋群も関与します。
これらの筋肉を強化することで、見た目の「腕の太さ」や「強さ」を強調する効果が期待できます。
ダンベルカールのメリット
- 二頭筋を集中的に鍛えられる:ダンベルカールは、上腕二頭筋をターゲットにしたいときに非常に効果的です。
- フォームがシンプル:ダンベルを持ち上げて下げるという動作自体はシンプルなので、初心者でも比較的取り組みやすいトレーニングです。
- 負荷を調整しやすい:使用するダンベルの重量を変えることで、簡単に負荷を調整できる点も大きな利点です。
★二頭筋を集中的に鍛えられます👇
ハンマーカールの特徴とメリット
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次に、ハンマーカールの動作とその特徴を見ていきましょう。
ハンマーカールの基本動作
ハンマーカール(Hammer Curl)は、ダンベルカールと似た動作ですが、グリップの仕方が異なります。
手のひらを内側に向けたニュートラルグリップでダンベルを握り、そのまま腕を曲げる動作です。
まるでハンマーを握って叩くような動きに似ていることから、この名前が付けられています。
このグリップの違いによって、ハンマーカールではダンベルカールとは異なる筋肉を刺激することができます。
ハンマーカールで鍛えられる筋肉
ハンマーカールでは、以下の筋肉が主に鍛えられます。
- 上腕二頭筋:ダンベルカールと同様に、上腕二頭筋も関与しますが、少し異なる部分に負荷がかかります。
- 上腕筋:上腕二頭筋の下に位置する筋肉で、ハンマーカールではこの筋肉がより強く働きます。
上腕筋を鍛えることで、腕全体の厚みを増すことができます。 - 腕橈骨筋:前腕外側に位置する筋肉で、ハンマーカールで集中的に鍛えられます。
この筋肉は前腕の形を整え、握力を強化するために重要です。
このように、ハンマーカールは上腕だけでなく、前腕も含めた幅広い筋肉を刺激できるのが特徴です。
ハンマーカールのメリット
- 前腕の筋肉にも効く:上腕筋や腕橈骨筋を集中的に鍛えるため、腕全体のバランスを良くすることができます。
- 腕の厚みが増す:上腕二頭筋の下にある上腕筋を鍛えることで、腕全体にボリュームを与えることができます。
- 関節に優しい:ニュートラルグリップは手首に負担がかかりにくく、関節に優しいため、怪我のリスクを軽減しながらトレーニングできます。
★怪我のリスクを軽減できます👇
ダンベルカールとハンマーカールはどっちがいい?
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ダンベルカールとハンマーカールは、目的や体の状態によって、それぞれのトレーニングを取り入れるタイミングが変わってきます。
見た目を重視したい場合:ダンベルカール
上腕二頭筋を強調して腕を太く見せたい場合、ダンベルカールを優先的に取り入れるのが良いでしょう。
特にボディビルやフィジーク競技などで、力こぶのはっきりとしたラインを作りたい場合には、ダンベルカールが効果的です。
ダンベルカールは、シンプルな動作ながらも上腕二頭筋を集中的に鍛えるため、短期間で成果を出しやすいです。
バランスの取れた腕を目指す場合:ハンマーカール
一方で、腕全体の筋肉をバランスよく鍛えたい場合には、ハンマーカールを積極的に取り入れましょう。
ハンマーカールは、前腕の筋肉を強化することができるため、握力が必要なスポーツや日常動作にも役立ちます。
また、上腕筋を鍛えることで、腕全体に厚みを持たせることができるため、よりバランスの取れた腕を作りたい方には最適です。
さらに、ニュートラルグリップは手首や肘の関節に負担がかかりにくいため、関節に優しいトレーニングを求める方にも向いています。
両方のトレーニングを組み合わせる
理想的には、ダンベルカールとハンマーカールを組み合わせたトレーニングを行うことが、より効果的な腕の成長につながります。
両方の種目を取り入れることで、上腕二頭筋と上腕筋、さらには前腕の筋肉までバランスよく鍛えられ、見た目の良さと機能的な強さの両方を手に入れることができます。
例えば、週に2回の腕トレーニングで、1日目はダンベルカールで上腕二頭筋を集中的に鍛え、2日目にハンマーカールで前腕や上腕筋も含めたトレーニングを行うなど、バランスよく組み合わせると良いでしょう。
5. ダンベルカールとハンマーカールの違いは? まとめ
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ダンベルカールとハンマーカールは、どちらも腕の鍛えるのに効果的なトレーニングです。
ダンベルカールは、力こぶを作りたい、腕の見た目を重視したい方に最適で、上腕二頭筋を集中的に鍛えることができます。
一方、ハンマーカールは、前腕や上腕全体を鍛え、実用的な筋力や腕の厚みを増やしたい方に向いています。
両者を組み合わせてバランスよくトレーニングを行うことで、見た目も強さも兼ね備えた理想的な腕を手に入れることができるでしょう。
自分の目的に合わせて、最適なトレーニングを選び、腕の成長を加速させていきましょう。
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